今週日曜日に東京都都議選の投票が行われました。結果はおそらくだいたいの人びとが予想したであろう通りの自民、公明の圧倒的勝利ということでした。維新の会は橋下共同代表の問題(失言?本音が出ただけ?)発言から完全に敗北、それに対して躍進したのはみんなの党でした。
みなさんは今回の都議選どう見られていますか?私は明らかに民主党政権から自民党政権に代わってアベノミクスの名のもと、それをあおってきたマスコミの方向性に従った国民の選択であったと思います。そもそも円安誘導でもっとも恩恵に預かっているのは、輸出中心の大企業であり、彼らが躍進することで恩恵を受けるのは、政財界もそうですが、マスコミでもあります。そういった企業がテレビのスポンサーになっているわけですから、当然マスコミとしてはアベノミクスを後押しせざるをえません。そしてそれに同調する人しかコメンテーターとしてテレビなどに露出することはできないわけですから、ますます自民党に追い風になっているわけです。
ここで自民党のこの流れを批判しようというわけではありません。ただ現時点でアベノミクスの恩恵を受けているのは間違いなく輸出企業であり、一部の富裕層であると考えざるをえません。今後どうなるかは国民全体にその恩恵が波及するかどうかということにつきると思います。専門家によっては国民全体がその効果を実感するのは半年後とか一年半後とか言う人がいます。ただ一般国民はマスコミの洗脳的宣伝によって、なんとなく踊らされている面が多いのですが、実際のところ、給料が上がる前に物価がどんどん上がってきていて決して生活がラクになっているとは言えないのが現状です。
ガソリンの価格もさまざまな交通機関の料金においても、また荷物の配送料金なども、デフレのときでさえ、とても高い状況にあったわけです。マスコミによって過去の状況をデフレであるとすり込まれているのですが、実際それはどうなのと言いたい部分もあります。とにかくテレビでは高所得の芸能人ばかりが出て市場の価格がいかに安いかをアピールし、反面高級なものや生活を自慢し、挙句の果ては、一般人の貧乏生活をネタにした番組をつくるというどう考えても世間一般の常識とはかけ離れた観点で番組をつくっているとしか言いようがありません。
私たちは情報リテラシーを高める必要があると思います。明らかに政治に対して大きな影響力を持っているのは国民を洗脳してしまうメディアであることは否めません。そうやって国民の世論というのは形成されているわけですが、何分保守的な日本人の特質はそんなに変わるわけではないというのも私の実感です。そして日本人はファッション、ブームに極端に弱いのです。イメージにすぐ左右されてしまうという国民の弱点があります。
今回の失言とも言われている橋下市長の発言、これを石原共同代表が言っていたらどうでしょう。昔、三国人発言も結局、うやむやになって終わりです。とにかくマスコミもそれ以上ツッコめないオーラを出しているのです。橋下さんの言動には決して賛同はできませんが、同じ発言でも人によっては喉元過ぎればで終わる場合もあります。政治家は自分のキャラをよくわきまえておくことも重要かもしれません。自分の思い込みでなく、自分が周りからどう見られているかということをある程度認識した上で行動することも必要であると思います。
基本的に日本人の現在の思考は保守、右寄りに傾いています。その原因の一つは隣国の領土問題等がさらにそれを加速化しているのです。近隣諸国は自国の利益を優先するという認識が強いあまり、‘急がば回れ’的な思考ができないでいるのです。領土問題や過去の戦争責任を追及すればするほど日本を右傾化させ、結果的に経済関係も冷え込むことで自国の首を絞める構図になっているということなのです。損して得とれという考え方は冷静にものごとを見る能力を養わなければ難しいようです。
今回の都議選での共産党の躍進は単に左翼政党が共産党しかなくなったということに集約されます。決して共産党の理念や共産主義を信じている人などほぼ皆無ではないかと思います。すでに共産主義という思想自体は歴史的に非実現的なものとして証明されたわけですし、おそらく共産党の執行部の方自体がそれは十分認知されていると思います。共産党に投票された方もいれるところがないからというのがかなりの数になるのだろうと思います。すでに社会党系はすでに保守に飲み込まれ、社民党の存在も風前の灯状態です。憲法9条を死守するという党は共産党しかないわけですから、存在意義は十分大きいものと考えられます。
今回みんなの党の躍進も維新の会の票が横に流れただけで本来なら両党でシェアするような状況だったのでしょうが、先の橋下発言でこのような状況になったのではないかと思っています。また本来民主党の票であったはずの票は他の保守政党に分配されたという見方でいいのではと思います。今回の都議選で言えることは明らかに自民党の安倍政権になって日銀政策から円安誘導などはっきりとした内容を打ち出すということがどうやら国民にウケているような気がします。無所属議員が一人しか当選しなかったことなどもその表れのような気がします。
いずれにせよ、東京都は日本の縮図、この度の都議選に表れた都民の意識もやはりマスメディア主導のイメージに大きく左右されたものと感じざるをえないのが感想です。参院選はあまりイメージやマスメディアの発信内容に左右されず、ホントに日本の国益に副う政党、政治家はだれなのか見極めての投票を期待したいものです。
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