つい最近、女優の天海祐希さんが軽い心筋梗塞で舞台を降板されました。結構40代50代でもあるいは半ば年齢に関係なくそういった病気になってしまうことを聞きます。現在のそういった病気と言っていいのか、症状はいついかなるときに起きるかわかりません。予想がつくようなものならば、ある程度予防もできるのですが、そういうわけでもないようです。
もちろん目に見えて不摂生をしている人は当然そういったリスクは高いでしょうが、全くそういう予兆もなくとても元気そうに見える人が急にそういう症状になるとホントにビックリしてしまいます。平成8年度から厚労省(当時は厚生省)が成人病とは呼ばずに「生活習慣病」と呼ぶと定めてそういう疾患は全く減る気配がありません。やはり人間って努力することはなかなか難しいのでしょう。どうしてもラクなほうに流されてしまいます。煙草やアルコールといったこともなかなかやめるのはたいへんです。挙句の果てには、どうせ死ぬなら浴びるほど飲んでなんて悪態つく人も出てきます。
昔の病気は結核や肺炎など感染症による病気が多かったのですが、今は人にうつらない病気、すなわち自分が自分の体を管理しきれずに起こってしまう病気なのです。癌が死因のトップですが、心臓疾患、脳疾患と自分が自分で守るしかない病気ばかりです。生活習慣にその病気の原因があるというのですが、具体的には食生活や運動不足、そしてストレスが原因と言われています。この中でいちばん重要なのはやはりストレスであると思います。なぜならからだの問題はそのベースとなる心の部分が大きく影響しているからです。
心が楽しくなければ、運動する気力さえ起こりません。またストレスが多いと食生活も乱れてきます。どうしてもアルコールの量が増えたり、煙草の本数が増えたりします。私は煙草は吸ったことがないのでよく分かりませんが、やはりストレスがあると吸うことで落ち着くようです。ではストレスはどういうときに最も多く感じるのでしょうか。それは忙しくてたいへんなときでしょうか、あるいは逆にやることがないけど時間を過ごさないといけないというときでしょうか。私の経験上から申し上げると間違いなく後者のほうです。実際、多くの年長者の方にお会いするとストレスが多い方は一人暮らしであまり外出しない人です。逆に元気な人は家にじっとしていないで、たくさんの友だちと会ったり趣味を満喫している人です。
会社でも要職についていて寝る間も惜しんで仕事をしていた人がそのポストを外れたり、引退したりすると一気に老け込むという話があります。ラクな仕事は決してラクではなくて精神的に負担を与えたりします。そのことに気づかない自分がいるとしたらそれほど恐ろしいことはありません。いつも心配ばかりする神経症や強迫症のような思考を持つことはもちろんいいわけはありませんが、自分はストレスはまったくないと思い込んでいるのも致命的だなと思うのです。
職場はすべての人が自分と気のあった仲間で居心地がいいということはまずないはずです。やはり自分が気づかないところでさりげなく神経を使っていたりすることが往々にしてあるのです。大丈夫なようでも知らずのうちに神経が過敏になっているようなシチュエーションが会社や職場にはたくさんあります。自分の心と同時に職場環境などもよく俯瞰したり、客観視してなるべくストレスを減らす工夫をすることが重要かと思います。結論から申しますと自分に過信する人はリスクが大きいのです。仕事ができて健康も自信があるという人こそ、今一度自分を見直し、疑心暗鬼なくらいに心とからだをいたわる時間をもったりすることが必要かと思います。
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