かけがえのない人生、大切な人に伝えましょう!トラックバックも大歓迎。しあわせの輪をひろげていきましょう!

2013年1月26日土曜日

経営者と社員、上司と部下②

今回は組織の上に立つ者の社員や部下への対し方や彼らに向かうその姿勢についてお話しています。上から目線はよくないとお話しましたが、そもそも人材教育や研修といった観点は新入社員や部下に対する上から目線の意識がベースにあります。そもそも教育などということができるのでしょうか。あるいは義務教育から高校、大学といった教育機関は何のためにあったのでしょうか。もちろん工場や営業の現場で業界を知るという観点では教育というより経験を積んでいく必要があるでしょう。しかし新しいものを創造していくとか、イノベーションだとかが必要であるとしたら、ホントに研修や教育が必要なのは会社に何十年もいる管理職や経営者であると思います。経路依存の考えや老朽化した思考を壊して、もう一度再教育が必要なのです。スクラップ&ビルトです。

経営者は基本的に社員が働いてくれるおかげで会社が経営できるという姿勢が基本的に必要です。管理職や上司の立場も部下のおかげで自分が仕事ができるのだという感謝の思いを持たずして人はついてきません。俺が食わしてやっているんだとか、俺が教えてやったから仕事ができるようになったんだという傲慢上司は今の時代はお呼びではないわけです。今は中小企業の技術を教えたり伝統技法を教える業界、すなわち徒弟制で教育してきた業界でさえ師匠は弟子に対するアプローチを変えなければなりません。頭ごなしに叱ったり怒鳴ったりは当然アウトで、手取り足取りやってさらに褒めてあげなければできるようにならないというのです。当然感情的に怒鳴ったり、体罰なんてやったら簡単に辞めていきます。

一般企業もそうです。最近の若い世代は会社や組織にあまりコミットしません。昔の終身雇用、年功序列なんて興味ありませんし、できる子は自分よりできない上司が何で給料が高いのか、理不尽ささえ感じています。まして年金もどうなるかわからない昨今、若い世代の中高年に対する視線は年々厳しいものになっています。だからといって欧米の成果主義、実力主義に堪えうるようなハードな体力、精神力も持ち合わせては無いのです。なぜならば年齢が若くなるにつれ、競争社会ではなくなってきているからです。日本では最も激しい競争社会を生き抜いてきたのは戦後の団塊世代です。60半ばの人びとです。彼らは戦後のベビーブームのときに生まれ激しい競争を戦ってきた人びとです。その次が第二次ベビーブームの団塊ジュニアの世代です。今ちょうどアラフォーと言われる世代になっています。私の場合はちょうどその間のいわゆるちょっと中だるみしたような状況のときに育ちましたので、多少彼らよりはゆとりのある世代ではあります。

とにかく日本型経営の根幹をなしている終身雇用と年功序列、欧米型の成果主義、いずれにも違和感を覚える世代がみなさんの部下であったりします。私個人としては日本型経営をすべてではありませんが良しとし、成果主義には反対です。その理由はまたお話しますが、いずれにせよ会社組織にコミットしないので、愛社精神というのは当然生まれにくく、モチベーションは会社のためでもないし、かといって企業の社会貢献性、すなわち企業理念などに共感してなどということもなかなか期待できないというのが実情です。ではせめて彼らがモチベーションを維持、あるいは高めることができる要因は何なのでしょうか。

おそらくいちばん身近な上司とのいい関係であると考えられます。人格的に素晴らしい上司や経営者のもとでのびのびと頑張れる、これがモチベーションのベースになるのではないかと私は考えています。したがって、目の前の一緒に仕事をしている上司に失望して、仕事のほうも業績が上がらなければ、当然仕事をしながら、転職を考えたり、精神的に病んでしまうケースも考えられます。とにかく経営者や上司の立場の人は、少なくとも社員や部下よりは精神的器も大きくあるべきですし、彼らの行動をすべて受容しながら大きく経営や業務の舵をとる必要があります。それができないようならばその地位にいる資格もないでしょう。なぜならなんだかんだ言っても社員や部下より高い報酬、給料が支払われているのですから。扱いにくい部下だなどと泣き言を言うなんてもってのほかです。扱いにくいのでなく、あなたの愛情が、器がまだまだ足りないだけなのです。もちろんあなたは自分の上の上司にそんなに甘えることはできなかったと反論されるかもしれません。もう時代が違うのです。時代はつねに変わり行くのです。ダーウィンの言葉のように強いものが残るのではなく、変われるものが生き残るのです。ぜひあなたも変わってより若い世代の人びとと同じことに関心を持ったり、同じような行動をしてみてください。そういう世代の中に飛び込んでみてください。自分の新しい目が開けるかもしれません。

  

0 件のコメント:

コメントを投稿