ストレスを受けているような環境ではいかにそこから脱却するか、ストレスを解消するかということが必要になってきますが、できるならばストレスにならないようにうまく立ち回るといったほうがよりストレスに対して積極的なアプローチであると思います。ストレスを回避するということが生き生きとした楽しい生活を送るにはとても有効です。
ではストレスになっている理由はもちろん自分自身のものごとのとらえ方ですが、ストレス原因の多くは人間関係によるものです。人間関係を円滑にうまくコントロールするというと同時にまず自分自身の性格や思考方法を吟味しておく必要があります。
世の中には人間のタイプを大きく分けて、4つのタイプの人がいると考えられます。それをわかりやすく表してみると以下のようになります。
①人(他者)にやさしく、自分にきびしい。(自分が病気になる)
②人にきびしく、自分にやさしい。(周りが病気になる)
③人にきびしく、自分にもきびしい。(みんな病気になる)
④人にやさしく、自分にもやさしい。(みんな元気になる)
①は典型的な日本人タイプで、周りにいつも気を使いながら生活するいわゆる一般的にいい人と言われる人です。②のタイプは自己中心的で、わがまま、またそのことに自分が気づいていない人で、誰もがあまりつきあいたく ないと思う人です。①と②のタイプを世間一般の言葉で表すと「いい人は惜しまれながら早く逝き、憎まれっ子世にはばかる」という感じでしょうか。③のタイプは最近あまり見かけない昔よくいた近所のおせっかいおじさん、おばさんといったタイプです。人の子でもきっちり叱ってくれるような人でたまにそういう人がいるとテレビなんかで取材されたりします。最近そういった人はめっきり減ってしまいました。仕返しされたり、子どもの背後のモンスターペアレントなる存在が怖いですから。貴重なタイプで日本では天然記念物の領域に入ってきているような気がします。
PSI的に皆さんにおススメしたいのは④のタイプの性格です。全くの自然体で無理をしないというところが重要です。自分の素のままに生活するということ、ゆとりがあったり、アソビ心があるという感じです。高田純次さんが適当主義なんてことを広めてますが、いい意味であの感覚は大切だと思います。「いい加減」というのがとても重要です。「いい加減」というのは「いい加減(無責任)」のほうではなく「いい加減(適度な加減)」ということになります。
まず自分自身が④の考え方、とらえ方ができるようになるとかなり精神的に解放されます。でも多くの日本人は①のタイプが多いのです。空気を読んで、周囲に気を使い、逆に空気を読めず無頓着な人にムカつきはすれどはっきり言えずぐっと我慢する、とそういった人が多いのではないでしょうか。ちなみに空気を読むというのは性格のようでスキルでもあります。最近は若年世代にいくほど空気を読めない人が多いように思います。年長者は空気が読めないというよりも、理性が利かなくなってきて感情のままに行動する人が増えているということです。なぜ若年世代にいくほど空気が読めないのでしょうか。それは社会状況が大きく関わっていると考えられます。昔は家族は大家族、兄弟も多く、地域社会も家族が多く、親族が多く子どもたちも社会の財産という認識が強く、隣人間のコミュニケーションが密接であったといえます。したがってそういう中で人間関係の力(人間力とかPSIでは人間関係力と言っています)がよく育まれたのですが、近年、核家族、単家族(一人暮らし)が増え、人間関係によるストレスを避けるために二世帯住宅なども増えてきています。さらに少子化により兄弟間のコミュニケーションをとる機会が減り、地域社会にも子どもたちが減ったことで友だち同士の横のつながりも希薄になってきました。当然そういったことでコミュニケーション不足から人間関係力の低下を引き起こし若年世代にいくほど空気を読むとか間合いとかが感覚的になくなってきています。
欧米は当然、空気を読むなどという観点はあまりありませんが、アジア圏でも空気を読むとか本音と建前なんて文化は日本ぐらいです。それは日本という島国の限られた空間でいかにうまく生活していくかという知恵に根ざしたものがあると考えられます。聖徳太子の和をもって尊しとなすとか長いものに巻かれろのような観点は半島や大陸のような喧嘩してもいくらでも逃げ道があるようなところでは根付かない文化であると思います。
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